1/365の日記

大晦日や元日やクリスマスはどこか非日常的だが、
今日は普段と変わらず一日を過ごした。
ただ年が替わる前などキリがいいときはやりかけのことは
スッキリさせたいなと思い、
読みかけの小説を読了。

国境の南、太陽の西 (講談社文庫)

国境の南、太陽の西 (講談社文庫)

カフェをはしごして読んだ。
大晦日に1人で読書に没頭する人は少数派だろう。
一軒目でコーヒーを飲み、
二軒目ではビールにするなどアクセントを加えつつ。
年末年始はチェーン店しか営業していないのがちと残念。


村上春樹の本はどの本もほとんど変わらない。
読後はちょっとだけ周りの景色が違ってみえる。
何かを悟った気分になって気持ちいい。
次の日にはいつもの自分なのだけど。
こういうのは意識していなくても
体内に取り込まれて血肉になるんだろうか。
食べ物と同じように。
よく著名人がインタビュー記事などで
「人は影響を好む好まないにかかわらず受けてしまうものだから、
どうせ影響されてしまうなら、よいものに触れるべきだ」
といった趣旨の発言をするが、
そうかもしれないなと思う。
あらゆる情報をシャットダウンしない限り不可避だ。
つまらないものにしか触れていないと、
自分自身がつまらない人間になってしまう。
常に頭の片隅に置いておきたい言葉だ。
大学2年の始めからなので3年間近く
テレビ放送をみれない環境で暮らしているが、
たぶんよいことだと思う。
ポータルサイトではイヤでもテレビの話題が目に入るが、
それらをみると世間と自分との間隔のズレを感じる。
正確には世間でなくてマスコミか。
さっきレコード大賞がエグザイルだったということを知ったが、
まさに「高度資本主義社会」の象徴って感じだ。


小説を読み終え、本屋で雑誌をパラパラとめくる。
一個人はよい雑誌だな〜。
ロッキングオンスヌーザーの露骨な方向性の違いを感じる。
ライター達の価値観が露骨にでるのが音楽雑誌なんだ。


明日の新聞は元旦号なので分厚い。
配達するのに気が重い。
初売りではミニノートを購入しようかと考えている。
配達が終ったらバイト先で料理をご馳走になれるらしい。
(業務以外のイベントは元旦のこれのみだ!)
そしてすぐさま、やまびこ新幹線で帰省予定。
ベイシーが営業していることを祈りつつ。