水村美苗「日本語が亡びるとき」

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

大変有意義な一冊だった。
タイトルが少々誤解を招くのがネックだが。
目次はこう。
一章−アイオワの青い空の下で<自分たちの言葉>で書く人々
二章−パリでの話(母語が非英語であることについて水村氏がパリで講演)
三章−地球のあちこちで<外の言葉>で書いていた人々
四章−日本語という<国語>の誕生
五章−日本近代文学の奇跡
六章−インターネット時代の英語と<国語>
七章−英語教育と国語教育
特に四、五章あたりのここ100年間の日本の歩みは
無知な自分には大変勉強になった。
普段何気なく使っている日本語に歴史ありって感じだ。
福沢諭吉あたりからいろいろ調べてみるかいう気になった。


関連書籍として充実しているのがコチラ

蓮見重彦などいろんな人が上記の本を考察。
一冊まるまるの特集で読み応えありすぎであります。