プルートウ

PLUTO 8 (ビッグコミックス)

さて浦沢直樹氏の『プルートウ』完結です。
相変わらず読者を引き込む技術的なところは一級品で、
ラストも割りとキレイに収まりました。
ただ『モンスター』『20世紀少年』を既読の人にとっては
物足りないという意見が多数な気も。
マンネリな点など。
(技術的にはどんどん上手くなってるわけで『プルートウ』から手をつけた人は
かなり衝撃だろう)
8巻というボリュームについても「これくらいが丁度いい」なのか
「もっと長編がいい」のか、好みですかね。
あと連載スピードがかなりゆっくりだったので、
リアルタイムで読むより完結してから一気読みのほうが楽しめただろうと思われる。
今回物足りなかったのは単にそのせいなのか。
このへんは非常に悩むところだが、新作『ビリーバット』は
モーニングを毎週読んでるので前者。

BILLY BAT(1) (モーニング KC)

連載スピード、隔週ぐらいにしてほしいんだけどな〜。
読者サイドからこういう細かいことをあれこれ考えてしまう漫画家は
ちょっと他には思いつかない。