ゲーデル、エッシャー、バッハ

ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環 20周年記念版

ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環 20周年記念版

まだ10/20章しか読んでませんが、気が向いてるので書いときましょう。
ゲーデル、エッシャー、バッハ - Wikipedia
数学的な話は飛ばしつつ読んでる。
ゲーデルは数学者、エッシャーは画家、バッハは音楽家なわけですが、
哲学的なトピックをジャンル横断的に
いろんな切り口のたとえ、メタファーで論じてます。
章ごとの行間に短い挿話が入るのが笑えてかつ理解の助けになっててグッド。
クラシックに疎い自分が読んでも、
バッハの曲の構造をエッシャーのだまし絵の構造(ループ性など)の理解を通じて
わかった気になる。
異なるジャンルにも根っこには共通のシステム、概念があるということか。
その共通点、対応を感じる瞬間が知的興奮がある!
第9章の二元論のトピックが興味深いな〜。
悟りの境地とは二元論を超越した先にある、らしい。


そうそう、北野武の『アキレスと亀』は本書の影響ですね!
内容を思い出してみると確かに頷ける。