マンガ雑誌を買おうかな、単行本だけじゃなく。

このマンガを読め!〈2009〉

このマンガを読め!〈2009〉

出ました。フリースタイル社のバイヤーズガイド。
宝島社よりもコア向けで役立ちます。
井上雄彦浦沢直樹など
「紹介しなくても売れる」マンガはあまり取り上げず、
「面白いのに知られていない」マンガを取り上げるコンセプト。
こうでなきゃ役に立たないからね。
そういうのはダ・ヴィンチとかにまかせるそうだ。


最近の充実っぷりが半端ない「モーニング」誌の
編集長インタビューは熱意が伝わる記事だった。
主要なマンガ雑誌の売り上げ部数は本誌の記事によると
少年誌
少年ジャンプ270万部くらい
少年マガジン170
少年サンデー80
青年誌
ヤングジャンプ90
ヤングマガジン90
モーニング35
スピリッツ35
漫画ゴラク30
大手でない青年誌の相場4,5


驚いたのは青年誌はヤンジャンヤンマガが強いことかな。
モーニングってこんなに売れてないの!?
なんでもモーニングのコンセプトは
「マンガを読む雑誌」←これは一見当たり前のようだが
モーニングはグラビアのページがなくマンガのみで勝負している。
もしヤンジャンとの55万部ほどの差がグラビアによるものだとしたら、
これほど虚しいことはない。
コアなマンガファンの人口もだいたい30万人くらいなのかな。
しかし雑誌のコンセプトがブレていない点はリスペクトしたい。
今週からモーニングを買ってみようと思う。
「たった300円ちょっとでこんなに楽しめる娯楽、他にありますか?」
という編集長の言葉が突き刺さった。


雑誌単体では赤字で利益の大部分はやはり単行本らしい。
(ファミ通も大部分は攻略本という話を聞いたことがある。)
自分も長い間単行本派だった。
ただ最近は保存欲求が薄れてブックオフに売ってしまうようになったし、
雑誌で読みきるほうが性に合うかもしれん。
あと駅のキオスクで買って電車内で読んで、
読み終わったら駅のゴミ箱にポイが理想なんだよなあ。
カバーなしの単行本みたいなのも肯定派。
いつでもドラえもんとかブラックジャックとか
国宝級タイトルが身近にあるのはスゴイよ。