池上高志先生の集中講義

一昨日と今日の2日に渡って受講。
年に一度あるかないかぐらい素晴らしいものだった。
よい刺激になった。
最前線で現在進行形の学問の講義だったので、
先生のパッションが溢れていたね〜。
学問のみならず人生とは、大学教育のあり方など
多方面の話が聞けた。
科学のみならず哲学、心理学の話も無造作に混ざってくる。
大学教師は知識量が半端ないなと改めて実感。
研究分野の第一人者ともなればモノスゴイわけで。
筑波大にわざわざ来てくれたことはかなりホットだったようで
他学部の学生や、さらには大学院生まで出席しちゃってるし。
質疑応答のレベルの高さに焦りましたね、うん。


事前に指示されていたテキストは、

動きが生命をつくる―生命と意識への構成論的アプローチ

動きが生命をつくる―生命と意識への構成論的アプローチ

かなりレベルが高い上に、
扱う学問領域が広い。力学とか大学でやってないと厳しかった。
従来の学問の概念を踏まえたうえで、
新たな学問、概念をつくる試みをしているので
保守的な研究者と対立もあったりしつつ
頑張っているみたいだ。
茂木健一郎と親交が深く、「クオリア」の話も。
wikipediaでチェックしてみると面白い。
複雑系、カオス理論、セルオートマトン
散逸構造ライフゲーム、乱流、フラクタル
チューリングマシンなどを学ぶ。
↑この辺はwikipediaにもだいたいある。
他にもまだ定着していない概念も聞けた。
物理方面でも熱平衡、永久法則、エントロピー…。
さらに池上先生はサイエンスとアートの融合に向けて
アーティストと共同でいろいろやっておられる。


よい刺激になった、うん。