手塚治虫を読む

最近集中的に読んでいるのが手塚治虫のマンガ。
昨日読破したのは『アドルフに告ぐ』。

新装版 アドルフに告ぐ (1) (文春文庫)

新装版 アドルフに告ぐ (1) (文春文庫)

新装版の文庫で全4巻、長編小説のような濃密なサスペンス巨編だった。
なんというか黒澤明の映画のように
人間とは、人生とは何かというメッセージを
ドーンと突きつけてくれる王道のつくりが素晴らしい。
手塚氏晩年の作品らしいが
何から読んでいいかわからない人の導入にも最適かも。
あと『火の鳥』は文庫で8巻まで終わりました。
火の鳥 1 黎明編 (角川文庫)

火の鳥 1 黎明編 (角川文庫)

これも濃密な話なのでちびちび読んでいきたいなと。


「何から読んでいいかわからない」となるのもそのはず、
とんでもない数の作品を遺しておられるのだ。
手塚治虫の作品一覧 - Wikipedia
これから読むのが楽しみでしかたない。
今の若い世代はたぶん『ドラゴンボール』や『スラムダンク』は皆読んでいるが
手塚治虫を読んでいる人は少数派だと思う。
実際自分も読み出したのは最近だ。
実にモッタイナイことだ。