マンガ界

マンガ界は他の娯楽に比べて健全というか、
「本当に面白いものが売れている」世界だと思う。
映画と比べると一目瞭然だ。
思うにマンガ雑誌と単行本の連動型というモデルが特徴で、
読者は雑誌で20ページほどの一話分を読めば、
その作品が面白いかどうかが大体わかる。
そして単行本の購入につながる。
単行本は1巻、2巻、3巻…と続いていくので、
飽きたら続刊を買わないし、面白ければ買い続ける。
雑誌のほうは立ち読み派が多いからか不況だったり、
ジャンプなどの打ち切りシステムの厳しさだったりと
マイナス面もあるが、おおむねいいモデルだと思う。
あと読者の目が肥えてるのかわからないが、
ライトな読者とコアな読者の差が少ないメディアな気がする。


小説も芥川賞とかの認知度が高いので、
わりと健全な気はする。
ドストエフスキーが100万部売れるという事件も発生したし。
ただ海外文学を読んでいる人口は少ないんじゃないかな。
マンガは基本的に国内だけってのは特徴だ。


「本当に面白いものが売れている」世界ってのは
私的に重大なテーマの一つなのだ。
もし映画、音楽、ゲームなどの業界に就職するならば
そんなことを考えてるんだろう。